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読みごたえ保証済み 12番目のカード

「土壇場の魔術師」だの「逆転のディーヴァー」だのと異名を取るジェフリー・ディーヴァーのリンカーン・ライムもの。
いつもと同様、分厚いです。持ち運びはほぼ考えられません。
なので、週末、夜を徹して読むしかないのです。
確定申告で大わらわになっているくせに、読まずにいられない。
そして、いったん手に取るや、ラストまでなだれ込まずにいられない。
犯人が逮捕され、事件が終わったかに見えて、まだ半分を過ぎたあたりの分量。
って事は、この先何があるの?
何があっても不思議はない、波乱の予感。
「今夜はこの辺で」と本を置けないところが、やってくれます、さすが、ディーヴァー。

リンカーン・ライムって何よ?
ディーヴァーって誰よ?という方もおられましょう。
リンカーン・ライムは、元NY市警の科学捜査部長。
なんで元かというと、捜査中に起きた事故のために、首から上を除いて、体全体がほぼ完全に麻痺してしまっているから。
それでも、驚異的な分析力や推理力はまったく衰えを見せていません。
アメリア・サックスという魅力的な女性警官を、一人前の科学捜査官に育て上げ、彼女と組んで事件の捜査に当たるのです。
もちろん彼ができることは、考え、アメリアに指示を飛ばし、電話に出、動かすことのできるたった一本の指で電子機器のボタンを押すだけ。
「安楽椅子探偵」と呼ばれる、現場に出ずソファの上でいろいろ推理する探偵は今までにもお目にかかったことがあるけれど、これほどまでに残酷な状況の中、時に絶望感に襲われながらも、その才能を駆使し、犯罪を解き明かす捜査官は、リンカーン・ライムを除いてはお目にかかれないでしょう。
リンカーン・ライムシリーズ第一作の「ボーン・コレクター」は、デンゼル・ワシントンとアンジェリーナ・ジョリー主演で映画化もされてます。
もっとも、映画の方は原作よりお粗末な出来で、アンジェリーナ・ジョリーのかっこよさだけが印象に残りましたが。
ともあれ、その二人が取り組むのは、十代の黒人少女が襲撃された事件。
一度は、利発な少女自身の機転がその命を救ったものの、殺人犯は執拗に彼女を追いかけます。
そして、その殺人犯の正体たるや・・(ネタばれするから言えないけど。アメリカのとある制度に対する問題提起です)
殺人犯のキャラクター作りも巧み。
少女自身の性格描写もよい。
何より、今自分がNYの町に立っているかのような臨場感。
読むのを中断できない魅力満載です。
次回作も刊行されているらしいので、それも楽しみ。
原書で読めたら最高なんだろうけどなぁ。
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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

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デンゼル・ワシントンを好きなので、気になっていた映画の、その原作者の新刊なんですね。翻訳物がそんなに魅力的だということは、翻訳者もいいんでしょうね。やはり、本に対しての素晴らしい嗅覚をお持ちですね~☆

私もデンゼル・ワシントン、大好きです。いいですよね、知的で。このリンカーン・ライム役はピッタリだと思ったのですが、詠歌は脚本がいまいち、という気がしました。
最近、海外物より日本のミステリの方が面白いと感じていたのですが、やっぱりディーヴァーは別格です。

TBさせていただきました

ほんと読み応えありますね。
読者をとことん楽しませようとしている著者の姿勢に、脱帽です。

タウムさん、いらっしゃいませ。サイト拝見しました。
ほんと、ディーヴァーが毎回繰り出すどんでん返しには、やられてしまいますね。
もちろんミステリなので、事件そのものは残虐なのですが、描写にあくどさやこれ見よがしの残虐さがなく、根底に流れている優しさや哲学が、希望を感じさせてくれます。
読後感の良さも、ディーヴァーの大きな長所のひとつですね。

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ブラジリアンダンスとブラジル音楽、本と旅をこよなく愛する「恥かき」ならぬ「物かき」です(一応(^^;))。独断と偏見と偏った嗜好でつづるブログでございますが、どうぞお気軽に遊びに来てくださいませ。

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