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サバイバルできますか? ~~失踪日記~~

吾妻ひでおと言えば、まるまっちこい絵で、美少女が出てくるギャグマンガ描いてたんじゃなかったっけ?
というようなイメージでした。
そのまるまちっこい絵はそのままに、自らが失踪した間の暮らしぶり、そしてアルコール中毒症で入院したときの暮らしをユーモラスに、かつ、あっけらかんと描いたもの。
昨年、話題になった本です。
本当にリアルなところを描くと悲惨なものになってしまうから、という理由らしいけど、すごい。
仮にも売れっ子漫画家だった人が、ある日突然失踪して、ホームレスになれるものだろうか?と思ったけど、なれちゃうのね。
そして、よくニュースなどで紹介されるホームレスそのものの暮らし、ゴミ箱から食べ物を探したり、公園や歩道橋の下で寝たり・・を何年も、何回も続けるのである!!
けっこういい食べ物をゲット出来たりして、失踪中に太ったっていうからたくましい。
人間、こんな状態で生きていけるのね?
まさか、すべての人間じゃないはずだけど。
少なくとも私にはできない。
いえ、カッコつけてるわけではなく、社会的底辺と言われるところになればなるほど、生存競争が厳しいと思うから。
創意工夫も必要だし。
ビールの空き缶をハサミで切って鍋にし、ボロボロの一斗缶に拾ってきた木の枝とクレ55を入れてコンロにし、拾い集めた魚の骨やうどんで鍋焼きうどん?作るなんて智恵は私にはない。
吾妻氏にはあった。たくましい。
つまり、このたくましさがないと、失踪なんかできないってことだ。
したくないけどね。

でも、格差社会で、セーフティネットのないこの世の中、いつどんな不運に巡り合わせて、ホームレスになるかも分からない。
たくましさ、欲しいです。
あっても、失踪はしたくないけど(^^;)

そうそう、それにアル中にもなりたくない。
ひしひしとアルコール中毒の怖さが感じられる本でもありました。
淡々と描かれているだけに余計に。
今日は休肝日にしようっと。

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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

待ってました!伊良部~~町長選挙~~

待ってました!デブのハチャメチャ精神科医・伊良部登場の第3弾!
前作「空中ブランコ」では、巨デブのくせにサーカスで空中ブランコ乗りになってみたり、「金王神社」の表示に余計な点を加えてみたり・・と無茶してくれてますが、今回もやってくれます、さすが伊良部。

4つの短編からなる本作、そのうちの3本は、どこからどー見ても実在の人物をイメージしたもの。
日本一の人気球団のオーナーで、傲慢で知られるナベツネ、ならぬナベマンや
ラジオ局買収で気を吐くIT企業オーナー・ホリエモンならぬアンポンマンや
40代でも主演女優で頑張る黒木瞳ならぬ白木カオル。
ナベマンは暗闇恐怖症でパニックを起こしているし、
アンポンマンはひらがなだけを忘れる認知症?
白木カオルはカロリーオーバーを病的に恐れ、エアロバイクを漕ぐのをやめられない。
3人が3人とも、「実在の人物が(ナベツネが、ホリエモンが、黒木瞳が)、本当にこうなんじゃないだろうか?」と思わされる。
登場人物の言葉遣いや態度すべてが、「やっぱ○○そのものじゃない」とうなずいてしまうのだ。
この辺りがさすが。
私達が実在の人物に対して持っている思いこみを奥田英朗さんは見事にすくい上げているのだなあ。
でも、ホントにナベツネがこんなにカワイイじいさんならジャイアンツを応援するだろうし、
ホリエモンがこんなに愛すべき人間なら、同情の余地はあるし、
黒木瞳がこんなに自分と同じ悩みを抱えてるなら、「プリマダム」は力を入れて見る、だろう。

しかし、実在の人物をサカナにこんな小説書いちゃうなんて、ちょっとずるいぞ、奥田英朗。
今回も見事に伊良部にやられちゃった読者は、やっかみ込めて思うのでした。







伊良部登場の作品ラインナップ。
どれを読んでも笑えます。
松尾スズキが伊良部を演じてる映画もあり。
こっちも注目。

テーマ : この本買いました
ジャンル : 本・雑誌

おばあちゃんの家

おばあちゃん、という言葉には特別な響きがある。
私はおばあちゃん子だったから。
おばあちゃんは、明治の女らしく、気骨のある人だった。
苦労して、凛と生きた、と思う。
だから、この映画が気になっていて、やっとDVDを借りてきた。
きっと映画館へ行ったらだだ泣きするだろうと思っていたから。


韓国にまだこんなところがあるのか?というような田舎に、ソウルから男の子がやってくる。
可愛くない孫である。
都会っ子でわがままで。
母と子だけで、母親は仕事が忙しいのだろう、おもちゃだけをたくさんあてがわれてほっとかれたようなふしがある。
その母が男にだまされ、職も失ったので、次の仕事を見つけるまで預かって欲しい、とその子を連れてきたのだ。
おばあちゃんは、耳は聞こえるが口はきけない。
極貧らしく、傾きかかった扉もないような家で一人暮らしている。
電灯はかろうじてついているが、水道はないような生活だ。
すっかり腰が曲がっているのに、水くみから何からすべて一人でしている。
転がり込んできた孫は、寂しさからか、田舎の暮らしになれないからか、わがままの言い放題。
おばあちゃんの靴を隠したり、かんざしを持ち出したり、まあ憎ったらしいのである。
でも、おばあちゃんはそんな孫を決して叱ろうとしない。
孫の望みを叶えてやろうと精一杯のことをしてくれるのだが、何たって、「ケンタッキーフライドチキンを食べたい」なんて願いは叶えてあげられない。
意味は分からないながら、身振り手振りで鶏だと言うことだけはわかったおばあちゃんは、苦労して鶏を手に入れ、丸ごと1羽料理して孫の前に差し出すのだ。
きっとおばあちゃんにとっては十年、イヤ半生に一度のご馳走に違いない。
もちろん孫は感謝しない。
「ケンタッキーって言ったじゃないか」と罰当たりなことを言って泣くのである。
それでもおばあちゃんはイヤな顔をせず、孫の願いを何とか聞いてやろうとする。
そんなおばあちゃんの優しさ、愛情を、さすがの孫も理解していく。
けれど、その時にはもう二人に別れが迫っていた・・

やばかった。
予想通り、映画館で見てたらダダ泣きだった。
今思い出すだけでも、なんかじーんとするくらいだから。

懸命に生きている人は尊い。
すごくシンプルなことを改めて実感させてくれる。
孫に靴を隠されたら裸足で歩くしかない、
かんざしを持ち出されたら、スプーンを髪に挿すしかない、
そんな貧しい暮らしの中で、おばあちゃんは、近所の年寄りに気を配り、時たま会うだけの老女にも優しい気遣いを見せる。
孫のわがままに怒らず、すべてを愛情でくるみこむ。
そんなおばあちゃんの前では、お金やものはとても薄っぺらに見える。
おばあちゃんの人生は尊く、おばあちゃんは貴い人だ。
もうそんなおばあちゃんはいなくなってしまったんだろうなあ、と改めて思う。
そんなおばあちゃんが生きていた時代が、一番豊かな時代なのだと。

韓国映画、やっぱり、パワーがある。脱帽。

テーマ : 韓国映画
ジャンル : 映画

最期の時の迎え方~「終末のフール」

平井堅の「楽園」という曲が好きだった。
最期の時は愛する人と抱き合って眠りたい・・という歌。
きっと多くの人がそれを願い、抱き合って眠る愛する人がいなかったら、その寂しさに慄然とするだろう。
でも、たいていはそんな願いは聞き入れられないのだ。
この小説で描かれているように、8年後に小惑星の衝突で、地球が死滅してしまうというときには。

この物語は、「8年後に地球が滅びる」という知らせを受けてから3年後、の話だ。
そのニュースが流れた頃は、不安、焦燥、怒り、絶望にとりつかれた人々による略奪や殺人が横行した。
それからやっと人々が落ち着きを取り戻したころ。
それでも、不安はいつでも頭をもたげ、小惑星にではなく、暴徒に家族を奪われた人々の苦悩は深く、食料不足は続いている。
人々の不安をついて、デマや噂が飛び交い、だますもの、だまされるもの、噂に巻き込まれるものが横行する。
最期の時を愛する人と抱き合って眠りたい・・なんて平和なことは言ってられない。
それが現実なのだ。
小惑星がぶつかって、地球が滅びる・・
設定はとってもありふれた非現実なのに、伊坂さんの描く生身の人々はみんなとても現実的だ。絶望も、希望も。
殺人や強盗や恐ろしいことがたくさん起こるのも、そして、それでも人が生きていこうとするのも。
じゃ、その時自分はどうするのだろう、とイヤでも考えさせられる。
私はきっと食料品店を強奪する主婦の一団に入ってるんだろうなあ。
最初は「ゴメンなさーい」とか言いながら、でも、「緊急事態だから」とか最後には開き直って。
人のいい夫はそんな世界に絶望して怒るか、それとも生きるために襲撃に加わるか。
結局、二人で抱き合って眠りながら最後を迎える覚悟はできないだろうなあ。
それが人間なんだろうなあ。生身の。
そういうことを空想したり、考えたりさせてくれる本。
ちなみに、恐ろしいことがたくさん書かれているのに、読後感はしみじみとイイ。
それが作家の力量なんだろう。
伊坂さんは脂がのっている。

ああ、でもやっぱり最後は平井堅の「楽園」の世界がいいなあ。夢だけど。
できうるならば。

テーマ : 感想
ジャンル : 本・雑誌

おいしい本2~~「恋はさじ加減」

また見つけてしまった、おいしい本!


大好きな平安寿子さんの新作「恋はさじ加減」だ。
出てくるおいしいものは、ポテサラ、カレーうどん、バターご飯、梅干し・・などなど、とっても庶民的。
一流どころの寿司屋やレストランは一切出てこない。
登場する男女も同じく。
IT長者も、目を見張るようなイケメンも、絶世の美女もいない。
でも、庶民的な食べ物に何とも言えないうまさがあるごとく、平凡でありきたりな人たちの恋愛に、何とも言えない妙味がある。
いや、その妙味を描き出すのが、平さんの平さんたるゆえん。

最初の一編「野蛮人の食欲」・・
焼き蛤を食べに行く男女の前に供されたとんでもない食材の話には度肝を抜かれ、そして、意外にもそれを食べたくなったりするのである。最後の1行には、わかるわかるその気持ちと、女のどん欲さに思わず膝を叩いて共感。
「泣くのは嫌い」のタマネギ嫌いの主人公のかたくなさに疲れながら、自分にもその一面があるのを自覚させられ、ついつい最後には自分も苦手な食べ物にチャレンジしてみようかという気にさせられる。
(そういいつつ、やっぱり納豆には手が出ないけど)

どの作品をとっても、「大変美味しく頂戴いたしました」と、読み終わった後満足のタメイキを漏らしてしまうのである。
はい、ごちそうさまでした。

テーマ : 紹介したい本
ジャンル : 本・雑誌

プロの生き様

先日、「ソロモン流」というTV番組で、漫画家の一条ゆかりさんを取りあげていたのを見た。
一条ゆかりと言えば、もちろん、漫画界の大御所、少女漫画界の女王、三十年以上にわたって漫画界に君臨し、第一線で活躍を続けている希有な存在である。
もちろん読んでますともさ。
「デザイナー」にドキドキし、「砂の城」に胸かきむしられ、「有閑クラブ」に笑わされたり怖がらされたりし・・十代の頃からずっと一条ゆかりさんの漫画とともにいた、というのは過言ではない。
多分、多くの少女漫画ファンがそうなんだろう。

その大御所、女王は吉祥寺に白亜のアトリエを持ち、麻布十番にマンションを持ち、NYに取材旅行に行って、オペラ歌手と会ったりしている。
絵に描いたような大漫画家生活だ。
でも、その一方で、恋愛をしたいから(もちろん、作家としてその経験を活かすためもあって)と解消した平和な結婚生活、腱鞘炎で動かなくなってしまった指、何があっても描けるように利き腕になっている両手、ヘビースモーカーゆえ、アシスタントと分煙するために作られた金魚鉢のような透明な喫煙ルーム(彼女はそこに入って、アシスタントに指示したり、描いたりしている)・・等々、すべてに「さすがにプロ」と納得させられる。
巨匠と呼ばれ、女王と呼ばれ、実力派のアシスタントがそろっていても、彼女は最後の最後まで、原稿に手を入れ、消しゴムをかける。
一本のろうそくの光を描くために、原稿が落ちる寸前まで粘っているのだ。
「自分が納得したものでないと出せない」
そう言うクリエーターは多い。
でも、本当に妥協せずにギリギリのギリギリまで粘れるプロはどのくらいいるのだろう。
それも、名を上げ、功成って、頂点に立ってまでも。
しかも、それを30年以上続ける力たるや・・
これがプロの生き様ってもんですね、と痛感する。
翻って我が身・・一条ゆかりさんと比べるわけにはいかないが、全然甘い、情けないていたらくだ。
爪の垢でも煎じて飲まねばならぬ。
さすがに、「恋愛したいから」と、夫と別れるわけにはいかないけど(^^;)

おかげで、またわくわくする作品を読ませてもらってます。

どうしようもない母親の元に生まれた貧乏な女と、元有名オペラ歌手の娘として生まれ何不自由なく育った女・・この二人が音楽と恋愛を巡って、火花を散らす。
この手の対立を描いて、一条ゆかり以上の人はいまい。
一巻に手を出したら、次々読み進むことは間違いなし。
これまた一条作品たるゆえんですが。

テーマ : マンガ
ジャンル : 本・雑誌

ライター稼業

いいものはいい、悪いものは悪い。
間違っていることは間違っている。
そうはっきり口にするのは難しい。
でも、それをやらなきゃ、いいものはできないのにねぇ。

これは私と同業の友人の愚痴。
偶然にも、「自分は使いづらいライターなんだろうなあ」と二人とも思っていたのだ。
もちろん、能力がないと言うことではない(と、信じたい(^^;))。
私も10年、友人はそれ以上のキャリアを積んで、まがりなりにも生業としてる。
でも、最近組む仕事の相手は、どうやら、年を食ってキャリアを積んで何かと直言するオバサン(むかつくけど、そう思ってるんだろう、相手は)とはつきあいたくないらしい。
もちろんそんな人ばかりじゃないから、私も友人も仕事を続けていられるのだけど、他人に何かを言われるのを極端なほどいやがり、怖がる人が増えたのも事実だ。
相手の仕事のやり方がまずいとき、
どうも真意が伝わっていないと思われるとき、
無理無体な要求をされるとき、
「それは違うんじゃないですか?」と声を上げざるを得ない。
むろん、伊達に年食っているわけではないので(^^;)、それなりに気を遣って話すのだけど、それすらも気に入らないという人が増えたのだ。
おかげで仕事は非常にやりにくくなる。
ましてや、そういう人物が間に入って一つの話をまとめることになると・・到底まとまるものもまとまらない。
心の中で「あんたはすっこんでろ」という言葉をかみ殺すのに往生する。
まあ、向こうも「すっこんでろ」と思うのであろう。
かくして、次の仕事はどうなる?と、青ざめるしかない。
友人と二人ではああ・・とため息をついた。
何の仕事でもそうだけど、この気ままと思われるようなライター稼業も、なかなか大変だったりする。
仕事に、というより、この稼業につきものの不安定さと、それにたいする不安にとりつかれる度に本棚から取り出す漫画がある。



「夏子の酒」などで知られる、尾瀬あきらさんの作品だ。
もう発売されてずいぶん経つ。

主人公は28歳にして、勤めていた小さな業界紙の記者を辞め、フリーライターとして独立することを決意する。
しかし、給料も振り込まれないまま勤めていた会社は倒産、住んでいたアパートは建て替えで追い出され、立ち退き当日には引っ越し屋すらやってこなくて、おりしも降ってきた雨の中、荷物と共にびしょぬれになる主人公・みのり。
恋人とも別れたばかりで、フリーライターとなっても仕事のない日も続き、幾度となく弱気になって田舎に帰ろうかと思ってみたり、やけ酒を飲んでみたり、吹っ切ったはずの元恋人に会ってみたり・・
自分の弱さに恥じ入りながらも、取材先の人と、編集部員と、ライター仲間と、そして一番の理解者と知り合い、ぶつかり合いながら、少しずつ自分の納得する仕事を得ていく。その一生懸命さと不器用さと心の中に秘めている将来への夢と・・ともすれば年と共に無くしてしまいそうなものをずっと抱えている姿に、思わず「初心忘るべからず」と呟いてしまう。
そう、愚痴を言ってる場合じゃないのだ。
みのりのように、あきらめずに自分の伝説を作っていくのだ。
読み終わると、少し前向きになれる。
ライターも、ライター志願者も、そうでない人も。
生き甲斐のある仕事を見つけることの難しさを感じながら、さわやかに笑って泣けるコミックス。
この先数十年、私の本棚から出ていくことはないであろうと思われる。
これが最大の推薦の言葉になるかな。

さあて、もう一頑張りしますか。


テーマ : オススメ漫画
ジャンル : 本・雑誌

親切なクムジャさん

映画館で見たかったのに見逃してしまった韓国映画、「親切なクムジャさん」をやっとDVDで見た。
やられた、やられたました!
韓国映画のパワーを見せつけられました。

私は元々とってもへそ曲がりで狭量なもので、世の中が韓流ブームに湧いているときは、テコでも「ソナタ」とか見るまいと思っておりました。
通っているスポーツクラブで、「ソナタ」の録画を貸し借りしているおばさんたちに声をかけられちゃあ大変と避けてました。
まさか、熱狂している人たちに「ベとかピとか興味ないんです」とも言えないしねぇ。
それでも韓国映画だけはちらほら見てました。
その時から「やるなあ、韓国映画」と思ってましたが、ううーん、ここまでやるとは、って感じ。
辛い話です。
4つで殺されてしまった男の子と、その子を誘拐し殺したとして捕まった美女・クムジャさんの話ですから。
刑務所内で、クムジャさんは「親切なクムジャさん」と呼ばれ、慕われてました。
牢名主の「魔女」にいじめられていた受刑者たちをことあるごとに救ってやったからです。
でも、釈放されたクムジャさんは、「もう親切はやめた」といい、謎の行動をとり始めます。
真っ赤なアイシャドウ、真っ赤なハイヒール、部屋には怪しげなろうそくを焚き、勤務先の若者と関係を持ち、殺された男の子の両親の前で、「お詫び」に自分の指を叩き切る・・
そんな奇行を繰り返すクムジャさんの真のねらいは・・
そして驚くべき結末とは・・

残虐なシーンも多いけど、画面から目が離せない。
迫力、愛するものを奪われた人間の悲しみ、慟哭、悲しみだけではない複雑な感情、生きていくことの皮肉さ、それを浄化するような真っ白な雪と、消せない悲しみを象徴するかのような血の赤・・
圧倒的な迫力を持って迫ってきます。

俳優陣の演技も見事。
特に主役を演じたイ・ヨンエは、清純なときより、おどろおどろしい姿の方が魅力的で美しい。

韓国では、金大中大統領が自国の映画を手厚く保護してきました。
その結果がこれだとしたら、小泉首相も要らない道路作るお金で映画振興政策をとってもらいたいもんです。
韓国も外圧に負けてハリウッド映画が流れ込んでくるそうですが、この分じゃ全然大丈夫。
日本も、「泣ける映画」もいいけど、これくらいのパワーを感じさせる作品を撮ってもらいたい。
韓国映画ビギナーの夫は偉く感動しておりました。
韓国映画になじみのない人でも、きっとこの強烈な魅力にやられてしまうことでしょう。
一緒にやられちゃいましょう(^^)



テーマ : 韓国映画
ジャンル : 映画

100円だって世界を変えられる

筋金入りの独身主義であった私は、多分生涯子供は持てないだろうと思っていた。
もちろん、シングルマザーという手もあるけれど、自分一人食っていくのに大変な身の上で、子供を育てていくのは並大抵なことではないから。
子供がいない以上、何らかの形で、次の世代への貢献をしなければならないとは思っていたので、何とかこの仕事で食べていけるようになった年から、「フォスターペアレント」を始めた。
毎月幾ばくかのお金を定期的に寄付し、それによって、発展途上地域の子供たちの就学に役立てる、と言うもの。
私がそのフォスターペアレントを選んだのは、一つには「貧困を抜け出す有効な手段は教育である」と思っていたことと、この制度が、単に一人の子供にお金を寄付して学校に行かせるというものではなく、例えば地域に井戸を掘ることによって、それまで水くみのために学校に行けなかった子供を通学させ、援助している子供だけでなく、地域の住民にも還元される、というものだったからだ。
援助は何とかまがりなりに続き、時々送られてくるフォスターチャイルドの写真を見ると、その成長に驚いたりする。
私のフォスターチャイルドはネパールの女の子。
なぜ、ネパールかというと、以前旅行したカトゥマンドゥの町で、野良牛と一緒ビニール袋を拾っては生計の糧にしているストリートチルドレンを見たからだ。
ヒマラヤには世界各国の登山家が訪れるけど、そのすぐ足下にはこんな貧困がある。
そして、できれば教育を受けにくく、社会的位置が低くされてしまう女の子をサポートしたかった。
現地の事務局からは時々報告が送られてきて、それも、彼女の成長とあわせて励みになる。

けれど、この春から我が家は夫が仕事を辞め、大学生として学び始めたことから、収入は激減してしまった。
他人様に援助している場合か、とも思ったが、それでも私たちは飢えはしない。
戦争も内乱もない。
今の時代の日本に生まれたのはこれは幸運だったとしか言いようがないので、ラッキーな分はやっぱりどこかに、誰かにお返しせねばならぬ、と思う。
援助が途絶えるのは現地にとっても辛いことだろう。
なので、月々の金額を減らして続けることにした。
何、結局は外食したり飲みに行ったりしていた分だと思えば続けられないはずはない、と思うのだ。
うん、節約すれば何とかなるさ。

多分、みんなどこかの誰かに何かしてあげたい気持ちはあるのだと思う。
でも、毎月決まった金額を寄付するのはなかなか大変だ。
ましてや、こんな大増税時代にね。
でも、ご存じだろうか?
100円あればミャンマーの子供5人をポリオから救うことができる。
同じくアフガニスタンの子供たち5人に教科書を提供出来る。
同じくモンゴルの砂漠に植えるポプラの苗木10本が買える。
他にも100円でできることは沢山ある。
100円玉一個で、世界を変えられる。
これは、そんないろんな方法を教えてくれる窓口となる本だ。


悲しいかな、今書店にあふれているのは、どうやったら人よりお金を儲けることができるか、勝ち組に入れるかと言った本ばかり。
でも、お金は使い道によってこそ活きるもの。
自分の差し出した「貧者の一灯」が、世界の国で誰かを照らしていると思えば、100円使うより何倍も何十倍も豊かな気持ちになれると思いませんか?
買うもよし、図書館で借りてでも読んでもらいたいと思う本です。

更に簡単なのは、右側にあるECナビに登録して、ECナビのサイトから募金をすること。
他にもこんな手があります。
ECナビは、ポイントゲットサイト。
登録すると、週に何回かメールが送られてくる。
その中のポイントゲットURLをクリックして、企業の広告を見るだけ。
それで溜まったポイントをキャッシュバックしてもらえます。
そのキャッシュバックされ多分を寄付に回すのも、自分の財布は一つも傷まないのでオススメです。

そして、フォスターブラン協会はこちら↓
http://www.plan-japan.org/home/
援助するしないは別にして、一度覗いてみてください。

テーマ : 紹介したい本
ジャンル : 本・雑誌

本屋さんに行きたい!

私は重症の花粉症患者。
だから、この時期はほとんど引きこもり。
仕事以外、よほどのことがない限り、外には出ないし、出るときにはマスクとサングラス(しかも顔に密着するタイプの)着用でかなり怪しい。
なので、このところ本屋さんにもご無沙汰。
このご時世、本屋さんに行かなくても、ネットで買えて、おうちまで届けてくれるのだけど、それでも時々無性に本屋さんに行きたくなる。
指名買いしようとしていた本の他にも、意外な出会いが本屋には満ちているから。
たまたま、他人が熱心に立ち読みしているから手に取ってみたら、はまって買い込んでしまった、とか。
写真が気に入って買ってきたら、文章もなかなかに素敵だった、とか。
いつも読まない雑誌を立ち読みしたら、そこで紹介されていた本が気にいって買ってみた、とか。
だから本屋がよいは止められない。
雨上がりの月曜日は花粉の襲来が激しそうだけど、サングラスをして出かけようかな、本屋さんまで。
平安寿子さんと伊阪幸太郎さんの新作、それにまだ出会っていない運命の一冊を探して。

テーマ : 読みたいor欲しい本
ジャンル : 本・雑誌

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dancingwolf

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ブラジリアンダンスとブラジル音楽、本と旅をこよなく愛する「恥かき」ならぬ「物かき」です(一応(^^;))。独断と偏見と偏った嗜好でつづるブログでございますが、どうぞお気軽に遊びに来てくださいませ。

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