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なごみ系イラストルポ

イラストルポって書いたけど、この人の職業は本来「画文家」だったらしい。
なんだそれ?でしょ。
でも、大田垣晴子さんのイラストエッセイ、イラストルポは確かに「画文」です。
いろんなところへ取材に出向き、なごみ系のイラストと文章でルポを書く。
女性誌や新聞などのマスコミにたくさん紹介されているので、必ず一度は目にしたことがあるはず。
多分、この手のイラストルポの先駆者なのではないかしら?
この人の作品のいいところは、素直な好奇心。
斜に見たり、疑ってかかったりせず、いいと思った物には素直に感嘆し、アレレというようなものには素直に首をひねる。
長いことこの手の仕事をしてきたらマスコミずれしそうなものだけど、それがないところが信頼できるし、そうよねぇと同感しながらページをめくることが出来る。
癒し系のシンプルな絵柄が、また肩の力抜けててよろしいのです。
この「女の仕事道」は、作者の素直さが良く出ている一冊。
取材に行くたびに、イキイキ働いている女の人を見て、「うーん、すごい」とか感嘆してたんだろうなあと言うのが伺えます。
仕事に疲れてきた人にオススメ。
脱力しながら、みんな頑張ってるよねぇと思えれば、価値あり、でしょ。
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テーマ : 図書館で借りた本
ジャンル : 本・雑誌

前作よりイケてる!鹿男あおによし

以前にオススメした「鴨川ホルモー」(京都の学生が式神を使って対決するという、ふざけた中に爽やかさを感じる好著)の作家・万城目学 氏の第2作がこちら↓

いやいや、面白いですよ。
正直言うと、私は前作の「鴨川ホルモー」より、こっちの方が好きかも。
働いている大学の研究室で、研究所内の人間関係がうまく作れず「神経衰弱」とあだ名された主人公。
体よく職場を追われる形で、奈良県にある、とある女子校の臨時教師となることに。
(この辺、よくある筋立てですわね。あの野島伸司作の高校教師ドラマもそのパターンだった)
ところがここからが、この作者の本領発揮。
なんと主人公はある日、鹿から声をかけられ(鹿ですよ、はい、あの奈良公園の鹿ですわ)、とある密命を帯びることに。
初めは本当に自分が神経衰弱になったのかとおびえる主人公。
おまけに鹿に「印を付け」られたことによって、周囲の人は気づかないけれど、確実に鹿男(耳が鹿のように飛び出て、顔に毛が生えてくる!)になっていき、何が何でもその密命を果たさなければならなくなった。
鹿に密命を帯びた自分と同様に、「鼠」と「狐」にそれぞれ氏名を与えられた人間がいることを知る主人公。
しかし、その人物を特定するだけでも大変。
その上、担任となったクラスの女子高生にはいびられ、弱小剣道部の顧問として重要な試合に挑むことになり、と日々前途多難。
どうやら剣道の試合が鹿から与えられた使命に関わっているらしい。
そしてその使命は、日本人の過去と未来に大きく関わる大変なことで・・
と、まあ、馬鹿馬鹿しいんだか壮大なんだか分からない話。
相変わらず人を喰ってます、万城目さん。
私、この人を喰ったようなユーモア感覚、キライじゃないですねぇ。
というか、この作品は多分、かなり「坊ちゃん」を意識しており・・
(主人公がこのご時世なのに箱根の西に行ったことがない、とか赴任した先の先生に「マドンナ」他、「坊ちゃん」の登場人物を彷彿させるキャラクターがいたり)
その雰囲気がこれまた、悪くないと言うより、いいんですよ。
少なくとも私にとっては好ましい。

万城目さんは、あの三浦しをんさんを生み出したボイルドエッグス出身。
やるなあ、ボイルドエッグス。
二人も私の好きな作家を発掘育成してくれるなんてエライ!
それにしても、森見登見彦さんといい、万城目さんといい、京都大学出身作家、目下脂ノリノリです。
引き続き目が離せませんぜ。

テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

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ブラジリアンダンスとブラジル音楽、本と旅をこよなく愛する「恥かき」ならぬ「物かき」です(一応(^^;))。独断と偏見と偏った嗜好でつづるブログでございますが、どうぞお気軽に遊びに来てくださいませ。

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