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妄想小説?~~この人と結婚するかも

例えば、合コンで出会った人、バイト先の先輩、よく行くお店の店員さん、隣の課の社員、友達の彼氏の友達・・彼らの中の誰かと「あ、この人と結婚するかも」って思ったことありませんか?
私はその昔ほとんど結婚願望がなかったので、「結婚するかも」とは思わなかったけど、「恋人になるかも」とか思ったことはあったなあ。
たいていは進展しないうちに自然消滅したり、話してみたら全然あわないタイプだったり、「恋人になるかも」なんて予感はほとんど当たらなかったんですけどね。
あれは、恋人がいないときの欲求不満のなせる技だったのかしらん?
それとも、女性特有の妄想?
私だけでなく、そして、この物語の主人公だけでなく、結構多くの人がこの手の妄想というか、当たらない予感というかを抱いたことがあるはず。
この物語の主人公のように頻繁じゃなくてもね。
何しろ主人公の節ちゃんは、スーパーで同じチーズを選ぼうとした男(もちろんまったく未知の、その日その場であっただけのひと)に、「この人と結婚するかも」なんて思ってしまう女性なので。
小さな美術館の学芸員で、しっかり者の彼女が心の中で抱く、ささやかと言えばささやか、大胆と言えば大胆な妄想。
でも実際には、そう「思う」だけで、なんのアクションも起こさないし、むしろそんな妄想を抱いた人から遠ざかってしまう。
何ともまあ、不器用。
ああ、でも、この手の人はいるなあ、自分の周りに。
「負け犬」だのなんだの呼ばれる独身女性のかなり多くが、彼女のように予感を現実化させないタイプなんじゃなかろうか。
自分もかなりそっち側の人間だったなあと思えて、何だか懐かしく読んだ。

もう一本収録されている「ケイタリング・ドライブ」は、同じく妄想癖のある男性版。
なるほど、男と女はこんな風に妄想も違うのねぇと、興味深い。
そして両作に共通しているのが、何とも「おいしそうな小説」だと言うこと。
節ちゃんはかなりきちんと健康的なご飯を作る人だし、
男性主人公のサトルは料理研究家だし。
ひとつひとつの料理の描写が食欲をそそります。
作者の中島たい子さんは、ちゃんと料理をする人なんだろうなあ。
食いしん坊の人は、それだけでも一読の価値ありです。
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ブラジリアンダンスとブラジル音楽、本と旅をこよなく愛する「恥かき」ならぬ「物かき」です(一応(^^;))。独断と偏見と偏った嗜好でつづるブログでございますが、どうぞお気軽に遊びに来てくださいませ。

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