スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

源氏物語の時代

「源氏物語」は、「あさきゆめみし」で読む。
そういう人、きっと多いはず。
私の「源氏物語」初体験は、教科書を除けば、円地文子訳版だったと思う。
それから、確か瀬戸内寂聴訳版も読んだな。
でも、最近はもっぱら「あさきゆめみし」。
そんな私が、今回読んだのが「源氏物語の時代」

いや、これ、予想外に面白かったんですけど。
タイトル通り、源氏物語についてではなく、源氏物語が生まれた時代の宮廷の様子が描かれている。
そういや、教科書で読んだ覚えがあるんだけど、確か、「枕草子」の清少納言と、「源氏物語」の紫式部は、同じ後宮の中の、違う女主人に仕えていて、確か、清少納言のボスである中宮は失脚したんだった……ってな記憶しかなかった私、今回この本を読んで、当時の貴族達の勢力図がやっと頭の中に入ったよ。
帝を取り巻く宮廷というやんごとない世界にあっても、千年という時を経ても、人間本来の姿は変わらない。
出世を願い、そのためには他人をけ落とすことも厭わない。
その一方で、実家が没落した女性を愛し抜く男性もいる。
みずからのボスには出世(帝の寵愛を得ることも含めて)して欲しいし、そのために力を尽くす。
女達はさまざまに貴族の男性達の噂をし、かまびすしい。
男達にどう思われているのかも気にかかる。
才女の清少納言だって、自分の天パの髪を気にしたりする。
紫式部は、同じように才女で、売れっ子エッセイを書いてる清少納言をくそみそにけなすし。

当時生きていた人たちの姿が、イキイキと目の前に浮かび上がってくる……
それは好著の証ですね。
「古典なんてかったるい」と思ってる人でも、「人間ドラマが好き」ならぜひオススメ。

スポンサーサイト

テーマ : 最近読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

コメントの投稿

非公開コメント

お久しぶりです~。お忙しかったのでしょうか・・・。
源氏物語誕生1000年の今年ですものね。後宮の人間関係は複雑だったことでしょうね。今放送されている【篤姫】も大奥での様子は大変そうですしね。
実は私は源氏物語はあちこち【つまみ読み】した程度なんですよ。ちゃんと読みたくなりました。( o^_^o)

私は、「あさきゆめみし」のラスト(光源氏が死んでからの宇治十帖のおしまいのところ)が、凄く好きです。
女が、「男に愛されて生きる」だけの存在ではなく、「一人の人間として生きる」こと、「自立」を紫式部は描いたのだと感じられて。(このシーンの大和和紀さんの絵が素晴らしい!)
プロフィール

dancingwolf

Author:dancingwolf
FC2ブログへようこそ!
ブラジリアンダンスとブラジル音楽、本と旅をこよなく愛する「恥かき」ならぬ「物かき」です(一応(^^;))。独断と偏見と偏った嗜好でつづるブログでございますが、どうぞお気軽に遊びに来てくださいませ。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。