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どうしても読みたい--宮部みゆき作品

最近の宮部みゆきさんは、時代小説がいい。
「火車」で、ローン破産や債務問題を、「理由」で占有屋を、「模倣犯」で連続猟奇殺人を描貴、現代社会を見事に切り取って、読者を「ほぉ」とうならせたのは、みなさんご存じの通り。
でも、昨今の事件の数々は、小説を読もうと伸ばした手を止めさせるような陰湿で、品がなく(犯罪に品というのも妙だけど)、犯人の生き方や犯罪の背景を想像しようとも思えないような物ばかり。
この際、時代小説のほうがうんとありがたい。
要するに、宮部さんの作品の質ではなく、読み手の好みなのだけど。

「ぼんくら」(講談社文庫)
自称・ぼんくら同心、疲れた馬のような顔をして、鼻毛を抜いてはさぼることばかり考えている主人公と、ものすごーく美形で、ものすごーく頭のいい甥っ子の弓之助、記憶力がべらぼうにいい、りっぱなおでこを持つ、その名も「おでこ」ほかの登場人物が織りなす人情物・・?なのか?
一つ一つは結構切なかったり陰惨だったりする連作集なのだが、
登場人物のキャラクターに救われている。この辺が、宮部さんの作品は実にうまい。
なんかこう、ちょっとカラシつけすぎちっゃたけど、味がしみてておいしいおでん、みたいな読後感・・ってわかるかな(^^;)

「孤宿の人」
泣きました。最後は泣かせていただきました。
全2巻、息もつかずにページをめくり、最後はほろほろ涙・・
うーん、これぞ読書の醍醐味!
悲しいんです。悲しい話しながらも、人に軽んじられ、下げずまれ、疎まれている物の中にある真実、まことに気づく。
気づいたときには、あなたも泣いているはず。

宮部さんの次の時代小説はいつ出るのかなー。
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テーマ : 紹介したい本
ジャンル : 本・雑誌

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ブラジリアンダンスとブラジル音楽、本と旅をこよなく愛する「恥かき」ならぬ「物かき」です(一応(^^;))。独断と偏見と偏った嗜好でつづるブログでございますが、どうぞお気軽に遊びに来てくださいませ。

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