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プロの生き様

先日、「ソロモン流」というTV番組で、漫画家の一条ゆかりさんを取りあげていたのを見た。
一条ゆかりと言えば、もちろん、漫画界の大御所、少女漫画界の女王、三十年以上にわたって漫画界に君臨し、第一線で活躍を続けている希有な存在である。
もちろん読んでますともさ。
「デザイナー」にドキドキし、「砂の城」に胸かきむしられ、「有閑クラブ」に笑わされたり怖がらされたりし・・十代の頃からずっと一条ゆかりさんの漫画とともにいた、というのは過言ではない。
多分、多くの少女漫画ファンがそうなんだろう。

その大御所、女王は吉祥寺に白亜のアトリエを持ち、麻布十番にマンションを持ち、NYに取材旅行に行って、オペラ歌手と会ったりしている。
絵に描いたような大漫画家生活だ。
でも、その一方で、恋愛をしたいから(もちろん、作家としてその経験を活かすためもあって)と解消した平和な結婚生活、腱鞘炎で動かなくなってしまった指、何があっても描けるように利き腕になっている両手、ヘビースモーカーゆえ、アシスタントと分煙するために作られた金魚鉢のような透明な喫煙ルーム(彼女はそこに入って、アシスタントに指示したり、描いたりしている)・・等々、すべてに「さすがにプロ」と納得させられる。
巨匠と呼ばれ、女王と呼ばれ、実力派のアシスタントがそろっていても、彼女は最後の最後まで、原稿に手を入れ、消しゴムをかける。
一本のろうそくの光を描くために、原稿が落ちる寸前まで粘っているのだ。
「自分が納得したものでないと出せない」
そう言うクリエーターは多い。
でも、本当に妥協せずにギリギリのギリギリまで粘れるプロはどのくらいいるのだろう。
それも、名を上げ、功成って、頂点に立ってまでも。
しかも、それを30年以上続ける力たるや・・
これがプロの生き様ってもんですね、と痛感する。
翻って我が身・・一条ゆかりさんと比べるわけにはいかないが、全然甘い、情けないていたらくだ。
爪の垢でも煎じて飲まねばならぬ。
さすがに、「恋愛したいから」と、夫と別れるわけにはいかないけど(^^;)

おかげで、またわくわくする作品を読ませてもらってます。

どうしようもない母親の元に生まれた貧乏な女と、元有名オペラ歌手の娘として生まれ何不自由なく育った女・・この二人が音楽と恋愛を巡って、火花を散らす。
この手の対立を描いて、一条ゆかり以上の人はいまい。
一巻に手を出したら、次々読み進むことは間違いなし。
これまた一条作品たるゆえんですが。
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テーマ : マンガ
ジャンル : 本・雑誌

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ブラジリアンダンスとブラジル音楽、本と旅をこよなく愛する「恥かき」ならぬ「物かき」です(一応(^^;))。独断と偏見と偏った嗜好でつづるブログでございますが、どうぞお気軽に遊びに来てくださいませ。

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