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容疑者xの献身

ご存じ、ベテラン東野圭吾氏の直木賞受賞作。
やっと図書館から借りることができた。
買っても良いのだけど、東野氏の作品は、割と好みがはっきり別れることが多くて、なぜか買った本に限って、「うーーむ」と思ってしまうのだ。
で、長ーい順番待ちをしてやっと借りた本書、一言で言えば、買えば良かった。
良くできてるのですよ。とっても。
直木賞受賞にあたっての選評では、主人公である容疑者xについて賛否両論だったらしいけど、私は納得できたなあ。

ストーリーはこんなの・・
お弁当屋に勤めるシングルマザーの女性のところへ、別れた夫がやってくる。
どうしようもないダメ男で、しかも蛇のようにしつこい。
彼女をつけてきた男に家にまで上がり込まれ、もみ合ううちに、彼女は夫を殺してしまった。
自分のしてしまったことの恐ろしさにふるえる彼女とその娘に、なぜか隣に住む高校教師である男が、手をさしのべる。
男に言われるがままに犯罪を隠す彼女。
なぜ男は彼女に手を貸したのか?
そこにはある理由があった。
そして、男がとった隠匿行為のトリックとは・・

この高校教師が教えているのが、数学なんですね。
で、彼は論理的に事件を隠し続けていく。
その手腕が、後になって「なるほど、すごい」と思わせるものであり、その献身ぶりには心動かされてしまう。

「博士の愛した数式」もそうだけど、この物語の中で、数学はとても美しく語られる。
記憶を失ってしまう博士も、事件を隠し続けていく容疑者も、とても純粋だ。
数学ってピュアな人には美しいものなのね。
学生時代、死ぬほど数学が嫌いだった私、とても純粋にはなれないわ、と我が身を振り返るのでした。
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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

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