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読み返しても面白いミステリ、サスペンス

中学生時代はアガサ・クリスティ。
高校時代はカトリーヌ・アルレー。
大学時代はメアリ・クラークにルース・レンデル。
数年前はジェフリー・ディーヴァー・・
と、その時々に追いかけるミステリ、サスペンスの作家がいた。
で、こうした作家の作品は、長いこと本棚に並んでいる。
(さすがにアガサ・クリスティは作品量が膨大すぎて、ファンだという年下のいとこにすべて譲り渡したけど)
ふと手にとって読み直してみると、ストーリーも結末を知っているはずなのに、手に汗握って読んだり、「やっぱりうまいなあ」と感心したり。
そんな作家の一人に、メアリー・ウォーカーがいる。
今から10年ちょっと前くらいに凝った作家だ。


これは、死刑を目前にした連続殺人犯のインタビュー本を出したライターのモリーが、本の発売と同時に、再び、殺人事件に巻き込まれる、というもの。
当時と同じやり方で、かつて妻を殺された男の再婚相手が殺される。
連続殺人犯は、処刑を目前に刑務所にいるというのに。
そして、連続殺人犯は、その犯罪をやっていないと言い出した。
それを信じるものはいない。
ただ、モリーだけは、犯人の言葉に引っかかりを覚え、かつての事件を追っていく。
その中で新たに起こる殺人。
更にモリーの命も狙われ・・
という、手に汗握る展開。

このモリーというキャラクターがとてもいい。
少女期に父を殺され、そのトラウマを抱えたまま成長したモリーは、三度の結婚に失敗し、今はワーカホリックそのもの。
別れた夫である警察官と、その間にできた一人娘とも言い関係にありながら、一人暮らしをしている。
自分でも、「こんな事はやめよう」と思いながらも、一度気にかかったことは最後までやり遂げずにはいられない。
連続殺人犯をして、「決してあきらめない闘犬のようだ」と言わしめる。
決してスーパーウーマンではない。
おそわれれば恐怖におびえ、パニックを起こす。
テキサスとクアーズライトを愛し、エアロビに息も絶え絶えになったりする普通の女だ。
それでも、その不器用なまでの一直線な生き方が、さまざまな謎を解き、事件を解決に導いていく。
たまたま先日読み返してみて、やっぱり面白かった。

同じくモリーが活躍する「神の名のもとに」は、オウム事件が起こるより先に、子供たちがカルト集団によって監禁されるというショッキングな事件を描いた秀作。

まだ読んだこと無いわ、という方にオススメ。
しかし、「すべて死者は横たわる」から以降、日本では著作にお目にかかれない。
惜しい。
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テーマ : 推理小説・ミステリー
ジャンル : 本・雑誌

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アガサ・クリスティについて

アガサ・クリスティアガサ・クリスティ(Agatha Christie、1890年9月15日 - 1976年1月12日)は、イギリスの推理作家である。数多くのミステリ作品を世に送り出し、「ミステリの女王」と呼ばれる。本名はアガサ・メアリ・クラリッサ・クリスティ。極度の人見知りで取材嫌いは

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そうそうアリス・ウォーカーはうまいですよね。私も全部読んでますが、寡作なのですよねぇ~。残念。
私なんてあまりに待ち過ぎて読んだ本を新作だと思ってもう一度買ったりしてしまってます。なつかしいな。私はこの「処刑前夜」が一番好き。
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ブラジリアンダンスとブラジル音楽、本と旅をこよなく愛する「恥かき」ならぬ「物かき」です(一応(^^;))。独断と偏見と偏った嗜好でつづるブログでございますが、どうぞお気軽に遊びに来てくださいませ。

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