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リアル鬼ごっこ



10代の女の子に「今読んでいる本」や「はまった本」のことを聞くと、圧倒的にこの作者の名前が出てきたりする。
映画化された作品もある。
で、前から気になっていたので、文庫本になったのを機会に読んでみたんだけど・・
ふーーん、これが10代の少女たちのおもしろがるものなのね。

「佐藤」という名字の人間が氾濫する王国。
暗愚な暴君の名字も、その「佐藤」だった。
暴君は、佐藤の名を持つ人間を抹殺するべく、所定の時間に国を挙げての「リアル鬼ごっこ」を始めることにした。
その鬼ごっこは、まさしく殺戮のゲームだった。
主人公の佐藤翼は、陸上部員で、足の速さは誰にも負けないという自信を持っていた。
父の暴力に耐えられず家を出た母と妹の行方を捜そうとする翼は、佐藤という名を持つが故に、愚王の放った鬼におわれることになる。
父が殺され、友人が殺されるのを目の当たりにしながら、翼は生き別れた家族を追い求めて駆け出す・・

というストーリーで、サスペンスと寓話性が同居しているあたり、着想は面白いのだけど、いかんせん文章が・・
読んでいて腹立たしくなってくるんだよね。本好きの本読みからすると。
この本は、今はやりの自費出版で刊行され、それが口コミで広まって、何十万部というヒット作になったという変わり種。
元々本も読まない、文章も書いたことがないという若者が、初めて書いた小説駄というのだから仕方ないのだろうけど。
でも、それがこんなに当たったというのだから、何年も作家修業している人は地団駄踏みたくなるに違いない。
ああ、文庫本で読んで良かった。新刊書買ってたらぶち切れてたわ。
文章の下手さを涙をのんでこらえても、どうしてもぬぐえない違和感があるんだもの。
だって、殺されたくなきゃ、改名すりゃいいじゃん。
改名も許されず死んでいくのなら、なんかレジスタンスが起こるだろう、佐藤さんの間で。
こういうところ、10代の読者は気にしないんだろうか?
やっぱり10代の若者の好みを知ろうなんてしちゃいけなかったのね。
おとなしく?名文を読んでいきます、これからは。
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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

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ブラジリアンダンスとブラジル音楽、本と旅をこよなく愛する「恥かき」ならぬ「物かき」です(一応(^^;))。独断と偏見と偏った嗜好でつづるブログでございますが、どうぞお気軽に遊びに来てくださいませ。

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