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僕たちの戦争

「明日の記憶」以来、注目を浴びている荻原浩氏。
今度は「僕たちの戦争」が、ドラマ化されるらしい。
さもありなん、この小説、いいもん。
荻原さんらしいユーモラスな筆致が、戦争という局面にいる若者たちの姿を、妙なリリシズムや愛国心にとらわれることなく描き出す。
戦争物というと、自分たちとは縁遠いと思われがちだけれど、この小説は若者たちにもきっとしっくり来るはず。
なにしろ、フリーターのサーファー少年・健太が、何の因果か太平洋戦争末期にタイムスリップし、あろう事か、自分にそっくりな特攻隊員・吾一と間違えられて、軍隊生活を送るという話なのだから。
そして、その吾一は、健太と入れ替わるように現代に漂着しており、健太として、健太の両親や、恋人のミナミに囲まれて過ごすことになる。
こりゃあ、吾一は儲けもん、健太はかわいそう・・って事になるのだろうが、吾一は何とか過去に戻ろうとする。
数日後には敵艦につっこんで死んでしまうかもしれない時代へ。
健太は、あまりにも恐ろしい時代に放り込まれながら、かろうじて生き延びていく。
その間に、さまざまな若者の生き様、死に様を目にしながら。

特攻隊員になってるのに、相変わらずどこかノーテンキで、「マジ?」を繰り返す健太と、マクドナルドの看板を「敵国語!」と目の色変えてにらむ吾一。
この辺りの二人の若者の様子が、いかにも荻原さんらしい。
こういう小説、もっと読んだ方がいいよ。
だんだんきな臭さを感じる時代だからこそ。
そう考えると、ドラマ化はいいかもしれない。
9/17、TBS系で放送ですってさ。

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テーマ : 戦争
ジャンル : 本・雑誌

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娘は先日【出口のない海】を読んだそうです。この取り上げられている【僕たちの戦争】も有名ですよね。子ども達にも読ませたいです。こんな時代で男の子を持っていると平和の大切さに過敏になります。

過敏になってもなりすぎることはないんじゃないでしょうか?世界中がきな臭いこんな時代には。

ドラマの最後、あれは健太だったのでしょうか?それとも吾一?

こんな日本をつくるために・・という吾一の言葉に考えさせられました。私たちはどう生きるべきなのかと深く考え込んでしまいました。原作の方も読みたいと思います☆

TVをご覧になった方は、ぜひ原作も読んでみてください。
ラストがどちらなのか・・それは原作でも明らかにされていません。
どちらであればいいのか、どちらであって欲しいのか、それはなぜなのか、読んだ人、見た人がそれぞれ考えてみるのにとてもいい結末だと思います。
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ブラジリアンダンスとブラジル音楽、本と旅をこよなく愛する「恥かき」ならぬ「物かき」です(一応(^^;))。独断と偏見と偏った嗜好でつづるブログでございますが、どうぞお気軽に遊びに来てくださいませ。

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