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殺した方が負け~死と彼女とぼく~

まったくもって腹が立つ!
最近の新聞記事を読んでいるとたびたびこのようなことが起こるのだけど、今日は特に。
今朝の朝日新聞の記事によると、処分されるペットは増加の一途をたどっていて、しかも有料でセンターに引き取られることによって、罪悪感が薄れているという。
たった1000円で殺されてしまう犬や猫たち。
たとえどんな生き物であれ、自分が飼っていたペットを捨てたり、処分してもらったりすることが、どうしてできるんだろう?
どうして罪の意識を持たずにいられるんだろう?
飼っていたペットを捨てたり殺したりする人間が、家族を大事にできるはずがない。
「命の大切さ」なんて子供に教えられるはずがない。
どんな生き物も、小さいときは可愛らしく、大きくなるとその可愛げはうすれて、老いると世話が大変になる。
犬でも人間でも同じことだ。
それを、金を払うから処分しても良いと思うような人間は、自分も年老いたとき、同じような目に遭うのだ、きっと。
当てにしていた家族から捨てられて、惨めな末路をたどれ!と、心から思ってしまう。
どんなに「泣ける」という映画を見てもしらけたりする私、ところがけなげな犬の姿を見ると1シーンで涙が吹き出す。
そんな犬好きからすると、犬を捨てる、殺す(センターに引き取らせると言うことは、すなわち殺すことなのだ。それも自分の手を汚さず。卑怯この上なし!)ような人間は悪鬼に等しい。

と、犬に関しちゃ、ともすれば感情的になる私に必要なのは、この作品。
これを読むと、「うむうむ、因果応報だよなぁ」と、深くうなずいたりする。

主人公の少年は、死霊が見え、死霊と話をすることも、死霊に触れることもできる。
死んだ母譲りの才能?らしい。
うちで飼っている犬やネコとも会話できるのだ。
もちろん、そんなことは隠している少年が、同じような能力を持つ少女・ゆかりと知り合う。
ゆかりは、彼同様死霊が見え、死霊に話しかけられたりする。
彼らが見る死霊は、何らかの原因でこの世にとどまっている、さまよう幽霊だ。
あるものは失恋して自殺した心の痛みがのこり、あるものは殺された恨みが残って、「成仏」できずにいる。
そして、心にどす黒いものを持っている死霊は、恐ろしいほどに醜い。
中でも、人や動物の命を絶ったものは、その周囲に目にしたくないような醜悪な霊をまとわりつかせている。
そして自らも、死んだ後は醜く疎まれ、成仏できない死霊としてさまようことになるのだ。
ときとして死霊の念の強さに巻き込まれそうになる二人だが、互いを思い合い、死霊が生きていたときの姿に思いをいたす彼らは、何とかそのトラブルを乗り越えていく。
やたらとオカルトチックな作品は苦手な私だが、この作品の持つ死生観は納得できるし、読後感も爽やか。
今の世の中でだんだん無くなりかかっている「倫理感」がちゃんと盛り込まれていて、ホッとする面もある。
絵が怖いときもあるけど、それも、モラルを失った人間がどうなるかを示すものだから、よし。
勧善懲悪なんて古いぜ、と思えない私にとっては、不思議な清涼剤になる作品だ。
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ブラジリアンダンスとブラジル音楽、本と旅をこよなく愛する「恥かき」ならぬ「物かき」です(一応(^^;))。独断と偏見と偏った嗜好でつづるブログでございますが、どうぞお気軽に遊びに来てくださいませ。

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