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時代が変わっても、家計の苦労は同じ

住民税アップ、医療費アップ、消費税も多分アップ・・
このままじゃ庶民は溺れ死んじゃうんじゃないかって、くだらないしゃれを言いたくなるくらい、世の中大変です。
優遇されているのは一部の金持ちだけ。
でもやストライキや暴動が起こらないのが不思議なくらい。
どうして日本人はこんなにおとなしいのかしらん?
別に、でもやストライキや暴動を望んでいるわけではないのだけど。
そんな日本人の暮らしは、江戸時代から変わってなかったようで。
それが解るのが、この本。

最近「殿様の通信簿」で話題になった著者の作品です。
歴史研究家である著者が神田の古書店で見つけた古文書。
それは、幕末から明治にかけて、金沢藩の会計係を務めた一家三代にわたる家計簿と手紙だった。
さすがに一家代々会計係を務める家、自分ちの家計簿もしっかり細かく付けられている。
で、その家計簿を細かく見ていくと、当時の物価から親戚づきあいの仕方、武士の儀式等など、暮らし方全部が見えてくる。
そりゃ、子供のお食い初めの儀式に誰を招いて、いくらの料理を買ってなんて事まで事細かに書かれてるんですもん。
うちの家計簿じゃ、後世に残ってもなんの役にも立たず、ここんちの奥さんは浪費家だったとか、怠け者だったとか解っちゃうんだけなんでしょうけど(^^;)
このおうちの当主はそれぞれ偉かった。
せっせとお役目に励んで、子供をしっかり教育し、どんどん出世していったので、3代目の当主の時には、明治維新で士族が次々と貧窮にあえぐ中、裕福な暮らしができている。
明治維新のお役人たちは、かなりの高給取りだったらしい。(今もそうだろうけど)
3代前には、役目柄の借財が貯まって、刀や妻の着物まで売り払って借金返済に充てていたというのに。
幕末を生きた一家の年代譜として読むだけでも面白いけれど、当時の女性たちが意外にきちんと財産権を持っていたことや、実家とのつながりが強かったこと等も解ったりする。
何より、いつの時代も人々は「お上」の施策に翻弄され、それでもぐっと耐えてその日その日を暮らしていたのだというのが、身につまされる。
「時代小説は苦手」とか「江戸時代の事なんてぴんと来ない」というひともあろうけれど、これはとっても読みやすいし、歴史の基礎知識がそう無くても楽しく読めるはず。
人間の本質は何も変わってないなあと再認識できる本です。おすすめ。
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テーマ : **本の紹介**
ジャンル : 本・雑誌

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この本も、面白そうですねぇ~。元々、私は歴史小説が好きだから、余計にそそられますねぇ。うちは家計簿は夫がつけています。私だと、『ざる』だもんで。う~ん、実はウチの夫も後世に残す心算でつけているんだろうか・・・?

これ、ホントに細かくキッチリつけられてますよ。
うちの夫は無駄遣いしないタイプ(時々ビンボーくさいって罵ってしまうくらい)ですが、家計簿まではつけてくれません。
エライですなぁ、メリーさんの旦那さん。拍手!
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ブラジリアンダンスとブラジル音楽、本と旅をこよなく愛する「恥かき」ならぬ「物かき」です(一応(^^;))。独断と偏見と偏った嗜好でつづるブログでございますが、どうぞお気軽に遊びに来てくださいませ。

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