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魂萌え!

「グロテスク」で、大丈夫(^^;)な事がわかったので、桐野さん作品を続いて読んでみることに。

今ちょうど、NHKでドラマ化されてますね。
高畑淳子さん主演。
(「白い巨塔」で東教授夫人を演じた、あの方です)
さすが優れた舞台女優、演技力がしっかりしてるので安心してみられます。
原作の主人公は、高畑さんより年とってる感じがするんだけど。

主人公の敏子は、夫が風呂場で倒れているのを発見するが、病院に運び込まれたときにはもう遅く、59才にして未亡人になってしまった。
夫は定年退職後、蕎麦打ちなどして趣味を楽しんでいたし、贅沢はできないけど、夫婦二人で旅行したりして、のんびり暮らしていこうと思っていたのに。
夫を頼りに生きてきた専業主婦の敏子は、生きる支えを失って茫然自失。
おまけに、突然アメリカから帰ってきた息子は同居を条件に遺産相続を主張しはじめるし、近くに住む娘は同棲相手との生活を楽しんでいるばかりで当てにならない。
その上、倒れた日も蕎麦打ちに行っていたはずの夫は、もうとっくに蕎麦打ちの教室をやめており、愛人がいて、その日も愛人と会っていたのだと言う衝撃の事実が。
息子や娘には言えない。
「ひどいじゃないの」と恨み言を言いたい夫は既に墓の中。
いったいどうやってこの気持ちを抱えながら生きていけばいいのか?
敏子はやっと自分の人生を、これから歩いていく道を自分自身で考え、行動し始める。
夫の愛人と対決したり、不倫をしたり、壮絶な人生を送る老婆と出会ったり、旧友とケンカをしたり、新しい友達を作ったり・・
おとなしく、人の意見に流されるだけだと思っていた敏子は、自分の中に秘められていた熱いものにやっと気づいたのだった。

というようなストーリー。
ふむう、おもしろい。
さすがに還暦前の女性の気持ちが痛いほど分かる、とは言えないが、女には「変わり目」があって、その変わり目に当たった女は劇的に人生を、自分自身を変えていける、というのはとても良く分かる。
その変化たるや、男たちの比ではないって事も。
変化を迎える敏子や、その周りを取り巻くたくましい女たちの描き方はさすが。
「OUT」であれだけの女たちを描いた作家だけあります。
殺人こそ犯さないものの、十分すごみのある女たち。
男には「魂萌え!」はできないだろうなあ。
「!」には、女の強さがこもってるよなぁとつくづく思うのでした。
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テーマ : 読んだ本。
ジャンル : 本・雑誌

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高畑淳子って、私好き♪ 
何かの番組で言ってたけど、彼女も色んなことがあって、生活の為に女優以外(バラエティ出演)を始めたって言ってたけど、最近結構出てるけど、面白いよね~?!

うん、この人、演技力もあるし、ユーモラスで、ホントいい女優さんだと思います。
昔、舞台に出てたとき、お客さんに背中を見せてズボンを下げるっていう芝居なのに、パンツまでずり下げちゃった(舞台は暗かったし、一瞬だったのではっきりとは見えなかったけど)のを見て、客席がどっと沸いたことがありました(^^;)
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ブラジリアンダンスとブラジル音楽、本と旅をこよなく愛する「恥かき」ならぬ「物かき」です(一応(^^;))。独断と偏見と偏った嗜好でつづるブログでございますが、どうぞお気軽に遊びに来てくださいませ。

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