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大河ドラマに出てこないドラマチックな人々~殿様の通信簿~

先日紹介した「武士の家計簿」の著者によるヒット作。
おもしろい!
なんと言っても、元ネタは、幕府の隠密が拡販の殿様の行状を、幕府のお偉方に知らせていた密書だというのだから。
あの水戸黄門こと水戸光圀は、「密かに悪所に通い、酒宴、遊興甚だし」と書かれていて、まるで遊び人扱いだし、
浅野内匠頭は、「女色を好むこと切なり」って、エロエロな殿様のようだし、
池田綱政という岡山の殿様は、子供が70人いたとすっぱ抜かれてるし・・
もう、通信簿にしたらバツバツバツ・・みたいな殿様ばかりなのだ。
でも、実は水戸光圀の悪所通いというのは、芝居小屋や歌舞伎を見に行って、市井の文化人と交流していた事だし(当時、能は武士の好むところだったが、歌舞伎はたいそう低く見られていた)、
70人の子をもつ殿様は、今で言えば女性に優しい、楽しい人物だったようだ。
浅野内匠頭だけは、あの「松の廊下」事件を引き起こす前から、素行に問題があって、「改易間違いなし」とささやかれていたというから、そんな殿様のために討ち入りしなければならなかった四十七士も大変だったろう。
そのほかにも、間違っても大河ドラマの主人公にはならないだろうが、十分ドラマチックな人生を送った殿様の事が紹介されている。
取りあげられたどの殿様も、味がある。
波瀾万丈の生涯を送っているのだ。
「武士の家計簿」といい、「殿様の通信簿」といい、この著者は面白い古書を見つけ、それを平易に、かつ興味深く語るのが上手い。
文化や価値観の違いを平易に解き明かしているので、歴史小説や大河ドラマ好きな人はもちろん、「時代物はちょっとね」という人にもオススメ。
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テーマ : **本の紹介**
ジャンル : 本・雑誌

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殿様の通信簿って面白そう!

面白そうな本への嗅覚は、さすがとしか言いようがないですね。この本も、本当に面白そう。浅野内匠守は池波正太郎は男色家のように描いていたけど、女色家だったんだ~!本当に大河ドラマや勧善懲悪のお手軽時代劇では知り得ない事がいっぱいなんですね~。

浅野内匠頭は、今で言えば引きこもりの上に、癇性だったらしいですよ。
こういう人が殿様だったら大変ですよね。
変な上司にあたってしまったサラリーマンの悲哀を、四十七士に感じたりして。
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ブラジリアンダンスとブラジル音楽、本と旅をこよなく愛する「恥かき」ならぬ「物かき」です(一応(^^;))。独断と偏見と偏った嗜好でつづるブログでございますが、どうぞお気軽に遊びに来てくださいませ。

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