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好きな作家、新発見!山本幸久氏

いやいやー、また見つかりました。
平安寿子さん、荻原浩さんに続くユーモアセンスあふれる、元気の出る作品を書いてくれる作家が。
山本幸久氏。
荻原さん同様、すばる文学賞を受賞して世に出た人らしいのですが、結構いろいろ書かれているにもかかわらず、私全然知りませんでした。
感度の低さを恥じるばかりでございます。
でも、いーんだもんね、見つけちゃったもんね。
ということで、目下追っかけ読み真っ最中。


最初の短編に出ていた脇役の登場人物が、次の話では主役になって描かれるという、平安寿子さんが得意とするような連作短編集。
目下読み進めているところですが、面白い!
「いるいる、こういう女」「解る、解るこの気持ち」って共感しつつ、読み進められる。
最近の男性作家は女性を描くのが上手になったなぁと感心。

「笑う招き猫」は、すばる文学賞受賞作らしい。
すばる文学賞と言えば、このところ話題になっていたのは「隣町戦争」だけど、私は断然こっちの系統のお話の方が好きです。
主人公は、コデブのアカコとノッポのヒトミという女性お笑いコンビ。
28才、まだ芽のでないお笑い芸人の二人は、ルックスばかりか性格も全然違う。
わがままで気分屋のアカコに振り回されながらも、ヒトミにはアカコが必要で、アカコにももちろんヒトミが必要。
現実世界ではなかなかお目にかかれない「濃ーい女の友情」が心地良かったりする。
お笑いを描いた小説って、笑いの感覚がずれてたらどうしようもなく悲惨なんだけど、この作家はかなり上手い。
キャラクター造形がいいからなんだろうなあ。
勉強になります。

「凸凹デイズ」の主人公は、グラフィックデザイナーというには余りにショボイ仕事をしている23才の女の子。
しかも風呂に入りたがらないオタクと、アニメキャラ大好きなオヤジの巨漢二人に囲まれて、安い給料で徹夜仕事を続けているという、かなり悲惨な生活・・のはず。
でも、明るい。
男と別れても、仕事がボツになってへこんでも、やけ酒飲んだり、カラオケ歌ったり、やけ食いしたりして、何とか立ち直っていく。
そんな23才の前に立ちふさがった女性デザイナーのキャラクターも秀逸。

どれも明るくて、読後感が爽やかで、ちょっと元気になれる。
平さんが好きなあなた、荻原さんがいいなと思うあなたなら、間違いなく、読んで損ナシ。
おすすめです。
何たって私、次はこの作家の何を読もうか虎視眈々、ですから。




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テーマ : オススメ本!!
ジャンル : 本・雑誌

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最近の作家さんに疎くて・・・

私がボーっと暮らしている間に、本当に沢山の作家の方がどんどん出てこられていらっしゃるんですね~。今はあまり本を読んでいないのですが、新聞の出版社の広告を見ると、気がつけば知らない名前ばかりが並んでいて・・・。でも、こうやって書評を拝見すると『読んでみたいなぁ。』という気になります。というか、気にさせてもらってます。ありがとうございます。

メリさん、いつもコメントありがとう。
読みたい作家、気になるアーティストがたくさんいるのって、楽しみがあっていいと思いません?
私も時間に追われて、ここのところゆっくり音楽や絵や本を楽しめていないのですが、「時間ができたら、これもしよう、アレも見よう」と思うのが好きです。
実際にはできないことの方が多いんですけどね(^^;)
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ブラジリアンダンスとブラジル音楽、本と旅をこよなく愛する「恥かき」ならぬ「物かき」です(一応(^^;))。独断と偏見と偏った嗜好でつづるブログでございますが、どうぞお気軽に遊びに来てくださいませ。

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